お腹の中のちょうちょ

ピアニスト田坂麻木の音楽と関係あったりなかったりな日々の記録

プログラムノート④ラフマニノフ:前奏曲

これまでの長い音楽の歴史の中で、前奏曲というスタイルは様々な捉え方をされてきました。 元来、即興的に演奏されるものでしたが、後にそれを楽譜に書き残すようになり、演奏技術を披露したり、自由な作風を受け入れる曲と変貌していきます。 コースの前菜…

プログラムノート③ショパン バラード3番

私がこの曲に出会ったのは、中学3年生の秋。高校受験の入試の課題曲でした。その当時は先生に言われたことをとにかく頭と身体に叩き込むことに必死で客観的に音楽を楽しむ余裕はありませんでした。月日は流れ、、、10余年、、、10余年?!?!流れすぎた気も…

プログラムノート② ショパン スケルツォ第2番

スケルツォ4曲中、最も人気の高い作品です。どこかで耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。 変ロ短調の何かを問いかけるような3連符に、決別を告げるような鋭い和音が対になって曲は幕開けします。変二長調で世界が広がり、ショパンらしい半音の…

プログラムノート①ショパン 英雄ポロネーズ

みなさん、こんにちは。お元気ですか。久しぶりの更新となってしまいました。完全帰国をしてからあっという間に1年が経ち、第5回リサイタル 音のパレットシリーズ vol.2 Opus.赤 まで1ヶ月を切りました!そこで、リサイタル前恒例のプログラム解説を今日から…

ピアノ教室Vleugel

この春から新生活をスタートさせた皆さん、 おめでとうございます☺︎ 6年間住んでいたオランダでは 夏休みが終わり秋の灰色の空に移り変わる 9月に新年度を迎えるので、 この桜や新芽が爽やかに風にそよぐ4月に 背中を押されながらはじめの一歩を踏み出すのは…

試弾

ご無沙汰しております。 あっという間に3月になり、 梅や桃のやわらかい香りが漂う季節がやってきました。 6年ぶりの日本の春に心踊る日々です☺︎ さて、今日は今秋のリサイタルに向けて ホールのピアノを試弾して参りました! 過去4回のリサイタルでは オー…

帰国記念リサイタル

先週の土曜日に、師走にも関わらず大勢のお客様に見守られる中、無事に帰国記念リサイタルを開催する事ができました。 そしてリサイタルが終わると同時に、私の留学生活も6年の幕を閉じました。 今回はアンケートも実施したくさんの方々がご回答してくださっ…

プログラムノート④III ショパン/ポロネーズ 第5番 op.44

みなさん、こんばんは! リサイタルまで1週間をきりました。 プログラムノートも今回が最終回です。 今日はショパン ポロネーズ 第5番 op.44について。 ポロネーズには、 英雄・幻想・軍隊と愛称のある曲が多く、 この5番にも付いています。 英語で、 Tragic…

プログラムノート④-II ショパン/前奏曲15番 「雨だれ」

こんばんは。 リサイタルまであと2週間! プログラムノートも残すところあと2回となりました。 今回は先週に引き続きショパンの楽曲、 彼の作品の中でもよく耳にする「雨だれ」について。 この曲は全24曲からなる前奏曲op.28に収録されています。ショパンが…

プログラムノート④-I ショパン/ノクターン 遺作 嬰ハ短調

こんばんは。 11月も残りわずかとなり、 リサイタルの本番が近づいてまいりました! 今日から3週に分けて、当日お届けするショパンの作品のついてブログを綴っていきたいと思います。 今回はノクターン 遺作 嬰ハ短調について。 1830年ごろ(当時20歳前後)シ…

プログラムノート③-プロコフィエフ/ピアノソナタ第3番

こんばんは! 近所の銀杏並木もすっかり黄色に染まり、日増しに寒さが身にしみるようになりました。みなさん、いかがお過ごしでしようか。 第3回目のプログラムノートは、 プロコフィエフのピアノソナタ3番です。 私が個人的に好きな作曲家の1人です。 ロシ…

プログラムノート②ードビュッシー/ベルガマスク組曲

みなさん、こんにちは! 三連休は秋晴れが続き、 とても気持ちが良かったですね! さてプログラムノート第二回目は、 みなさんご存じ「月の光」が集録されている ドビュッシー(1862-1918)作曲 ベルガマスク組曲です。 4つの小品からなるこの組曲は 189…

プログラムノート①-ハイドン/ピアノソナタ Hob XVI/34 ホ短調-

みなさん、こんにちは。 ご無沙汰しております。 お陰様で無事に6年間の留学生活を終え、 この秋日本に完全帰国致しました! ヨーロッパで得た知識や経験を生かし、 これからは日本を拠点にリサイタルやレッスンだけでなく、 様々な形でクラシック音楽をより…

なんて日だ!

と、叫びたくなるときも たまにはありますよね。 今日はそんなある日についてのお話。 遡ること数ヶ月前、 修論提出に追われ、徹夜の日々を過ごしていました。 そんな睡眠時間も練習時間もままならない中、 私のスケジュール管理の甘さで、 1日に ランチコン…