【留学備忘録:いよいよ出発!】
留学を決意してから
とにかく練習に次ぐ練習の日々。
その傍らで、入試受験資格として課されている英語のテスト受験準備のためのスクールに通い、入試用の提出課題、提出書類、住居の準備、ビザ取得準備、そしていつも通り高校に通っていました。
ビザについてはよくわからず、オランダの大使館に拙い英語で電話してみたり、大家さんから送られてきた住居の契約書を1単語ずつ訳したり、、、初めてのことに悪戦苦闘しながらも、勢いと家族友人知人の助けに支えられ、なんとか出発の日を迎えました。
この日のことを思い出すと、もう約10年も前の事なのに、未だに胸に込み上げてくるものがあります。
朝5時。地元の駅で空港行きのバスを待っていると、向こうの方から手を振ってこちらに向かって歩いくる若者のグループがありました。まさか知り合いだなんて思わず、7つもある大きなスーツケースと段ボールをバス停に並べていると、『田坂ー!』と声をかけられたのです。声の方を向くと、幼なじみと小中の同級生が居たのです。
びっっっくりしました。
友人達に声をかけてくれたのは小学校からの幼馴染みでした。彼はサッカー少年で、お互い小さな時から目標がありました。試合を見に行ったことはありませんし、演奏を聞いてもらったこともなく、
自分たちの夢について深く語り合うことはありませんでした。ただ私は影ながら"同志"だと思っていたので、こんな形で出発を見送ってもらえるなんて、本当に嬉しかったのです。
そして本を1冊くれました。留学先で心が枯れそうな時、よく読んでいました。今でも宝物です。
📷:特にお気に入りのページ
集まってくれた友人の中には、中学卒業以来に再会した友人もいて、束の間の同窓会のような時間でした。彼の人徳で集まってくれたみんなに心から感謝しています。
そんなみんな別れ、バスの中で大泣きをしながら空港へ向かいます✈️