お腹の中のちょうちょ

ピアニスト田坂麻木の音楽と関係あったりなかったりな日々の記録

【Op.Yellow】①W.A.モーツァルト/きらきら星変奏曲

 

みなさまお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか🌿

 

東京都の緊急事態宣言が6月20日まで延長になりましたが、会場施設の宣言下ガイドラインの入場者数の制限等対策に基づき、開催を予定しております

皆様にお会いできることを心より楽しみにお待ちしております☺️

 

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さて、毎回恒例のプログラムノートを全5回に渡って更新していきたいと思います☺︎ 当日お配りするプログラムには入りきらない曲目解説やこぼれ話などを記していきたいと思います☺️

 

①W.A.モーツァルト きらきら星変奏曲

ーフランスの歌曲「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲ー

 

みなさんご存知のきらきら星のメロディー、もとはフランスで流行していた「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」 ("Ah! vous dirai-je, maman") という恋の歌でした。


キャッチーなメロディが耳に馴染みやすく、シャンソンとして歌われていた当時から人気を博しましたが、イギリスの詩人、ジェーン・テイラーが"The Star" による替え歌"Twinkle, twinkle, little star"(きらめく小さなお星様)が童謡として世界的に広まることになり、さまざまな言語に翻訳され、世界中で愛される歌になりました。これは1806年のことです。

 

モーツァルトがこの変奏曲を作曲したのは1778年。恋の歌がきらきら星に変身する前の事でした。

 

モーツァルトが生きていた時代のピアニストは、即興演奏に長けていることが必要とされていました。その場で与えられた音楽を即座に飾り付け、発展させる…。瞬間に生まれる芸術に大きな意味がありました。そしてモーツァルトは即興の名手でした。その場で生まれた新鮮な音たちを、なるべく遊びごごろを失わずに楽譜に閉じ込めることができるのが、彼にとって変奏曲だったのではないでしょうか。

現に、モーツァルトはたくさんの変奏曲を書いており、そのどれもが鍵盤の上を楽しく遊んでいる様に感じられるのです☺️

 

恋のきらきらと、お星様のきらきら、そしてモーツァルトの遊びごごろを楽しんでいただけたら嬉しいです☺️

 

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田坂麻木
ピアノリサイタル
音のパレットVol.3
Opus.Yellow

 

○日時/会場

2021/06/20(日)
14:30開演(14:00開場)
和光大学ポプリホール鶴川
ドレスコード:黄色

ホールは外気との換気システムがあり、皆様にはマスク着用・アルコール消毒・ソーシャルディスタンス等のお願いをしながら、感染予防対策を徹底して参ります。

 

○チケットについて
一般:3000円
学生:1500円※高校生以下

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/025w530ednm11.html

※東京都がロックダウン等によりリサイタルが中止になりました場合は、チケット代金全額を返金させて頂きます。