【留学備忘録:はじまりのはじまり3】
【留学備忘録:はじまりのはじまり3】
さて。
今回の旅の目的は音大探し。
…ではなく、
オランダ在住の母の友人との15年ぶりの再会でした。
志望大学を幼い頃に漠然と決めていた私は、あまり留学について考えたことはありませんでした
今回は母の旅行についていく間レッスンを休まなければいけない為、当時師事していた先生にその旨をお伝えしたところ「せっかくヨーロッパに行くのなら、あちらでレッスンを見て頂いたら?」という全く予想もしていない返答に驚くと同時に、急遽先生を探すことになりました。
とは言ったものの、ヨーロッパに音楽関係の知人がいる訳でもなく、レッスンの受け方もわからず、断念することになりました。
それでもせっかく行くのだからヨーロッパの音楽院を見るだけ見に行ってみよう!と、オランダはアムステルダムとハーグ、ドイツはリューベックとミュンヘンにある音楽院を訪ねてみることにしました。
リューベックには師事していた先生のお弟子さんに、アムステルダムではそのお弟子さんからご紹介頂いたご友人にお話を伺わせて頂けることになっていました。ミュンヘンは先生が留学されていたからという理由で、ハーグはオランダの中でも優秀な音楽院だと留学サイトに載っていたという理由で、学校を見にいくことに。
まさか、一番縁遠いハーグで、あんな奇跡が起こるなんて。
-滞在先のLeiden
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#stayhome プロジェクト
【おうち音楽 第1弾】
距離を置かなければいけない日々。
楽器そのものの音を直接お届け出来ない今だからこその共有の仕方があるのではないかと思い、カメラとビデオを手に取り練習室に篭りました。
撮影・録音・編集をすべて自宅で行い、鳥の囀りや食器の重なる音、演奏中の椅子の軋む音など、生活の音をそのまま取り込み、ホールではお届け出来ない"おうち音楽"が出来あがりました。
皆さんの"おうち時間"に少しでも日射しがはいりますように。
【留学備忘録:はじまりのはじまり2】
この時初めて知ったB&B(breakfast&bed)というものに泊まりました。
急な階段を重いスーツケースを抱えて上り、
小さなキッチンがついた可愛らしいお部屋が
はじめてのヨーロッパ滞在の拠点となりました。
大きな教会のすぐ前にあるそのB&Bでは、時計の長針が0に戻るたびに鳴り響く厳かな鐘の音が、身体を伝ってくるようでした。
すぐ近くにあるスーパーに買い出しへ。
パッケージや陳列の仕方、野菜やジュースの量り売り、全てが新鮮で、興奮しながら店内を回ったことを思い出します。
英語だかオランダ語だかよくわかららないパッケージとにらめ合いっこをしながら、とりあえず数日間の食品と生活雑貨を揃えました。
B&Bに戻り、長時間のフライトの汗を流すためシャワールームへ。
背が高いオランダ人のために設計された"位置が高すぎるシャワー"に四苦八苦しながらも、なんとかお湯を出し、先程購入したシャンプーを取り出します。
キャップを外すと、、、
ヘッドにコロコロが付いていました。
この時点で気付くべきだったのですが、
「さすがヨーロッパ!!!頭皮マッサージローラー付きなんて、やっぱり一味違う!オシャレ!!!」と興奮し、頭にコロコロコロコロ、
泡立たないのにコロコロコロコロ…
香りだけは格別に良く、さすがオランダ…
とシャワーで流すと、髪がキッッッッシキシ。
余計な添加物が入ってないタイプなのかな、とオーガニック製品だと勘違いし、別に購入したリンスを使って洗い流しました。
それでも髪の毛はキッッッッシキシ。
そこでようやく「これ、本当にシャンプー…?」と疑問に思い、パッケージをよくよく見ると
【Dove Original Deodorant】と印字されておりました。脇の匂い消しだったのです。
それにも気付かず頭をコロコロコロコロ…
旅行者あるあるのようなミスで
1日目は幕を閉じました😌
ちなみに、翌日は見た目はしっとり
中身はキッッッッシの髪の毛でした。
【Vleugel通信】2019年度修了
今年度の最終レッスンが無事終了しました。
2019年度は、初めての発表会を開催できたことが1番の思い出です。
人前でピアノを弾くことが初めてだった生徒さんも数多く、いつもとは違う空気の中、本当によく頑張ってくれました。
みんなで控え室で円陣を組んで、がんばろうー!と声がけをした事は一生忘れません。
ピアノの技術はもちろん、この1年で生徒さんたちの心がぐぐんと大きくなっていくのを間近で見ることができて、とっても幸せでした。
一人一人に伝えたい事を、今年も賞状にしたためてお渡ししました。
来年度も色々な経験を通して
のびやかにピアノを奏でてもらいたいと思っております!
【留学備忘録:はじまりのはじまり】
留学から帰国して2年半。
初めてオランダに訪れたのがもう10年も前。
備忘録として、少しずつ留学の思い出を記していこうと思います。
音楽院に入学する少し前の、
初めてオランダに降り立った日。
---✍️
はじめてオランダに行ったのは高校2年生の秋。
私自身はじめてのヨーロッパでした。
空港に降り立つと、
母の友人夫婦が歓迎してくれました。
車に乗って、空港から友人宅へ。
車内から外を覗くと、
灰色で、薄暗い空。
その下で真っ赤に映えるつたの葉。
運河の上に立つお家。
見たことのない標識。
違和感のあるアルファベットの羅列。
夕方になるとしっとりと降り出す細かな雨。
濡れた石畳にキラキラと反映する街灯。
街を行き交うまあ大きいオランダ人。笑
違う国、というより
違う星に来たかのような感覚でした。
目に映るもの、
鼻を通って香るもの、
耳に入る生活音、
全てが新しくて、刺激的でした。
まさか2年後に、
そこで6年も暮らすことになるなんて。
人生わからないものですね。
📷:ライデンの街並み
【Vleugel通信】発表会の曲決め
こんにちは。
世間では新型感染症の流行に伴い、休校や短縮業務の施行、マスクに除菌グッズにトイレットペーパーの買い占め、車内での咳エチケットの厳格化… 目に見えないものへの恐怖心から、殺伐とした雰囲気が感じられることもあれば、「困っちゃいますね」と普段話す機会がないご近所さんとの交流が生まれたり…。冷静に、助け合い、行動したい今日この頃です。
さて、2月は来年度の発表会の曲決め月間でした。
今回は、前回より背伸びした曲を選ぶ生徒さんが多い印象を受けました。開講当初は『失敗したくないから新しいものには挑戦したくない』と話していた生徒さん達も、今はとにかくチャレンジしてみる、という姿勢に変わってきたように思います。色々な経験を重ねて少しずつ身体も心も大きくなっていくのですね。楽しい音楽の時間を共有しながら、貴重な成長する過程を間近で見せてもらえるなんて…ピアノの先生ってとっても幸せな職業だとつくづく思います。
20年以上も前になる私自身の初めての発表会を、未だに鮮明に覚えています。普段より難しい曲に挑戦し、一つの曲を長い期間にわたって勉強することは、とっても大変だったことを覚えています。
いつもと違うレッスンの内容に加え、練習の仕方も変わり、暗譜という言葉を覚えたのもこの頃だったと思います。
難しいことがいくつも重なり、なかなか弾けるようにならないもどかしさ(当時はこのモヤモヤする気持ちの名前を知りませんでしたが)を感じつつも、本番を楽しく終えられたのは、練習期間に家族や先生がたくさん応援してくれたり、たくさん褒めてくれたからだったと思います。
今回の発表会では、皆んなが一体どんな事に直面して、どうやって解決して、そしてどんな音楽が出来上がるのか、、、今からとっても楽しみです!
【Vleugel通信】ホームページ
お天気の良い日が続いておりますが、
頬を伝う風は冷たいですね。
この度、主宰している音楽教室のホームページを開設致しました。
コースの細分化、教室理念、そして当教室の小さなピアニストの皆さんが掲載されておりますので、是非見て頂きたいです✍️
今月は来年度の発表会の曲決めをします。
楽しみです!
【ピアノ教室Vleugel 】3年目を迎えました!
皆さま、もうすぐ小正月を迎える時期になってしまいましたが、改めまして、、、
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します😌
今年の抱負は、
とにかくたくさんの音楽に触れ
自由な感想・発想をアウトプットして
演奏に還せるよう進んでいきたいと思います!
そして、本日1月11日を迎え、
ピアノ教室Vleugelは3年目をスタート致しました!
保護者の皆さまのご理解やご協力、
そして何より生徒さん自身の小さな積み重ねにより
大きな成長をすぐ側で見届けることができました😌
今年も一人ひとりが持つ原石が
どのような輝きを放つのか、
とっても楽しみです。
そして、その輝きを見逃すことの無いよう
より一層気を引き締めて努めて参りたいと思います。
ピアノ教室
田坂麻木