【for B】① Sleeping Beauty 眠り姫
残暑の中にも秋の風を感じる季節になりました。皆さまお元気でいらっしゃいますでしょうか。
さて、10月5日のリサイタル-for B-に先立ちまして、当日のプログラムノートには書ききれない各曲の説明を、ブログにて5回にわたってお届けしたいと思います。
新しく始まるプロジェクト"letter series(文字シリーズ)では、文字に纏わる音楽を並べます。
第一回は"B"。
3大Bと称されるバッハ(Bach)、ブラームス(Brahms)、ベートーヴェン(Beethoven)の馴染みのある曲に加え、(Ballet music)バレエ音楽より、チャイコフスキーの"眠り姫"と"くるみ割り人形"をお届けします。
今日のブログではチャイコフスキー《眠り姫》について綴っていきたいと思います。
今回お届けするチャイコフスキーの曲はピアニストであり指揮者としても活躍しているミハイル・プレトニョフがピアノ版に編曲したものです。2時間半以上に及ぶバレエ演目から抜粋し、オーケストラの編成を見事にピアノに反映させています。その中から5曲を抜粋して演奏します。
まずは眠り姫のお話を簡単に。
なかなか子供のできない夫婦のところに、待望の娘が生まれます。名前はオーロラ、両親は盛大なお祝いを催します。森の妖精たちも招待され、1人1つずつ贈り物を持ってやってきます。
森にいる妖精は全員で12人、しかし用意されてるお皿は11枚。どうやら招待されていない妖精がいるようです。
それこそが、後にオーロラ姫を100年の眠りにつかせる元となる妖精カラボスです。
招待されなかったことに腹を立てた妖精カラボスは、誕生会に乗り込んできます。15歳の誕生日に指を刺して死ぬという呪いをかけに…
そこに現れたのが救いの妖精リラの精。カラボスの強力な呪いの魔法を1人で解くことは出来ずとも、オーロラを100年の眠りにつかせ、お祝いのパーティに参加した全員の時を止めます。
-運命の人が迎えに来たら、眼が覚めるようにと。
…ここまでが、《眠り姫》1曲目で起こる物語です。笑
100年の時を経て、、、森に狩りにある国の王子がやってきます。彼こそがこそがオーロラ姫の運命の人。リラの精は、王子を森の深くに眠るオーロラの元へと誘うべく、美しい姫の幻想を見せます。
このシーンが第3曲Visionで表現されています。
物語が進むにつれて、銀の精や、オオカミと赤ずきんも?!出てきます。
童話の世界に華麗な音楽で色付けられた作品をお楽しみにいただけたら幸いです☺️
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田坂麻木 ピアノリサイタル
for B
2019/10/05(土)
19:00開演(18:30会場)
@和光大学ポプリホール鶴川
チケットはこちらから:
田坂麻木 ピアノリサイタル -for B- in東京 - パスマーケット