お腹の中のちょうちょ

ピアニスト田坂麻木の音楽と関係あったりなかったりな日々の記録

【Vleugel通信】発表会の曲決め


こんにちは。
世間では新型感染症の流行に伴い、休校や短縮業務の施行、マスクに除菌グッズにトイレットペーパーの買い占め、車内での咳エチケットの厳格化… 目に見えないものへの恐怖心から、殺伐とした雰囲気が感じられることもあれば、「困っちゃいますね」と普段話す機会がないご近所さんとの交流が生まれたり…。冷静に、助け合い、行動したい今日この頃です。


さて、2月は来年度の発表会の曲決め月間でした。
今回は、前回より背伸びした曲を選ぶ生徒さんが多い印象を受けました。開講当初は『失敗したくないから新しいものには挑戦したくない』と話していた生徒さん達も、今はとにかくチャレンジしてみる、という姿勢に変わってきたように思います。色々な経験を重ねて少しずつ身体も心も大きくなっていくのですね。楽しい音楽の時間を共有しながら、貴重な成長する過程を間近で見せてもらえるなんて…ピアノの先生ってとっても幸せな職業だとつくづく思います。

 

20年以上も前になる私自身の初めての発表会を、未だに鮮明に覚えています。普段より難しい曲に挑戦し、一つの曲を長い期間にわたって勉強することは、とっても大変だったことを覚えています。
いつもと違うレッスンの内容に加え、練習の仕方も変わり、暗譜という言葉を覚えたのもこの頃だったと思います。


難しいことがいくつも重なり、なかなか弾けるようにならないもどかしさ(当時はこのモヤモヤする気持ちの名前を知りませんでしたが)を感じつつも、本番を楽しく終えられたのは、練習期間に家族や先生がたくさん応援してくれたり、たくさん褒めてくれたからだったと思います。

 

今回の発表会では、皆んなが一体どんな事に直面して、どうやって解決して、そしてどんな音楽が出来上がるのか、、、今からとっても楽しみです!