【留学備忘録:はじまりのはじまり④】
私が想像していたヨーロッパの音楽院とはまるで違った外見に「………え?」と戸惑いながらも、いざ構内へ!
二つの自動ドアを潜り抜けると、少し暗がりのエントランスが広がり、そこには沢山の学生が行き交い、さまざまな異国の言葉が聞こえてきました。
まるで別世界の扉を潜ったようでした。入学してからも、国籍だけでなく、年齢層まで、その幅の広さに驚く事になります。
まずは学校案内をゲットしよう!と、意を決して、受付のスタッフの方に話しかけてみます。
「エ、エクスキューズミー…?」
物腰が柔らかそうなそのスタッフの女性は、すぐに応答して下さいました。
「Hi. What can I do for you?」
案内の冊子をもらおうと
ブックレットが欲しいと言うと、
これがなかなか伝わらないのです…
お互い「???」が頭の上に浮かび
どうしようかと困っていると
スタッフの女性が
「あなた、日本人よね?あそこに日本人がいるから、彼女に聞いてみて!」
と言うので、指差す方向を見てみると
友人らしき人と会話をしている女性が確かに立っていました。
恐る恐る近づき
「あの、、、日本の方ですか??助けて欲しいのですが、、、」というと
「え?!はい、日本人です!
学校案内の冊子??あー、聞いてみますね!」
と快く助けて下さいました。
無事に冊子をゲットし、その日本人の方とお話しすると、なんとピアノ科で!この後時間があるからランチしながら詳しいお話でもどうですかと提案してくださったのです!!
なんという奇跡!!!
こちらが6年間在籍していた音楽院です。
学校に見えませんよね?