【留学備忘録:はじまりのはじまり】
留学から帰国して2年半。
初めてオランダに訪れたのがもう10年も前。
備忘録として、少しずつ留学の思い出を記していこうと思います。
音楽院に入学する少し前の、
初めてオランダに降り立った日。
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はじめてオランダに行ったのは高校2年生の秋。
私自身はじめてのヨーロッパでした。
空港に降り立つと、
母の友人夫婦が歓迎してくれました。
車に乗って、空港から友人宅へ。
車内から外を覗くと、
灰色で、薄暗い空。
その下で真っ赤に映えるつたの葉。
運河の上に立つお家。
見たことのない標識。
違和感のあるアルファベットの羅列。
夕方になるとしっとりと降り出す細かな雨。
濡れた石畳にキラキラと反映する街灯。
街を行き交うまあ大きいオランダ人。笑
違う国、というより
違う星に来たかのような感覚でした。
目に映るもの、
鼻を通って香るもの、
耳に入る生活音、
全てが新しくて、刺激的でした。
まさか2年後に、
そこで6年も暮らすことになるなんて。
人生わからないものですね。
📷:ライデンの街並み